あなたは階段を上るとき、息が切れたことはありませんか?
お風呂に入るとき、わずかな段差につまずいたことはありませんか?

こころとからだが喜ぶ暮らしを💕住まいる設計士 岩田邦裕です☘

実は、住まいの中の「当たり前」が、ある人にとっては大きな障壁になっているのです。

3月18日は「点字ブロックの日」。
この日にちなんで、私たちの暮らしを見つめ直してみましょう 🏠

私たちは年を重ねるごとに体の変化を感じます。
若いときには気にならなかった段差や手の届かない収納が、いつの間にか日常の小さなストレスになっていきます。

しかし、住まいは一生のパートナー。ライフステージの変化に柔軟に対応できる住まいこそが、
真の「心地よさ」を実現するのではないでしょうか 💭

今日は「誰もが暮らしやすいユニバーサルデザインの住まい」について、私の経験と知識をもとにお話しします。
単なるバリアフリーを超えた、人生の豊かさを支える住まいづくりの秘訣をご紹介します。

特に、いわいハウジングが提唱する「温熱のバリアフリー」という新しい視点からも考えていきましょう 🌟

ユニバーサルデザインとは何か

ユニバーサルデザインの基本理念

一宮市S様邸 玄関ポーチまでのスロープ

ユニバーサルデザインとは、年齢や障がいの有無に関わらず、すべての人が使いやすいように設計された製品や環境のことです。
「特別な対応」ではなく「みんなのための設計」という考え方がその根底にあります 🌈

例えば、段差のない玄関は車いすの方だけでなく、小さな子どもやお年寄り、重い荷物を持った人にとっても使いやすいものです。
このように、特定の人のためだけではなく、多くの人にとって便利で使いやすい設計が、ユニバーサルデザインの本質なのです 👨‍👩‍👧‍👦

ユニバーサルデザインは単なる思いやりではありません。
それは将来の自分自身のための投資でもあります。
今は元気でも、いつか誰もが年を取り、体の機能が変化していくからです 🕰️

バリアフリーとの違い

「バリアフリー」と「ユニバーサルデザイン」、似ているようで実は違いがあります。
バリアフリーは既存の障壁(バリア)を取り除くという考え方です。
一方、ユニバーサルデザインは最初から障壁のない設計を目指します 🏗️

例えば、階段にスロープを後付けするのがバリアフリー。
最初から緩やかな傾斜路を設計するのがユニバーサルデザインです。
つまり、ユニバーサルデザインは問題解決ではなく、問題予防の発想なのです 💡

皆さんの住まいは、どちらの考え方に近いでしょうか?
「あとから対応する」より「最初から考える」ほうが、結果的にコストも手間も少なくて済むことが多いのです 🔍

住まいのユニバーサルデザイン実践ポイント

一宮市A様邸 ユニバーサルデザインハウス

段差のない床計画

家の中の段差は、ちょっとした不注意で大きな事故につながることがあります。
特に高齢者にとって、わずか2cmの段差でも転倒の原因になりかねません 🚧

理想的なのは、玄関から居室、水回りまですべて段差をなくすこと。
技術的に難しい場合は、段差を最小限にして、手すりを設置するなどの工夫が必要です 🛠️

私がお客様に提案する「フラットフロア設計」では、玄関の上がり框(あがりかまち)の高さを最小限にし、浴室も床面をフラットにします。
これにより、子どもからお年寄りまで、安心して移動できる空間が生まれるのです 👣

車いすでも使いやすい洗面設計

洗面所は毎日使う場所だからこそ、使いやすさが重要です。車いすの方だけでなく、腰痛持ちの方や妊婦さんにとっても優しい設計を考えましょう 🍳

ポイントは「作業高」と「足元空間」です。カウンターの下に足が入るスペースがあれば、椅子に座ったままでも顔が洗いやすくなります。また、収納も手の届く高さに配置することで、無理な姿勢を防ぎます 📏

「でも見た目が悪くなるのでは?」と心配する方もいますが、最近は美しさと機能性を両立したものが増えています。
デザイン性を犠牲にすることなく、使いやすさを追求できるのです 🎨

将来の介護を見据えた浴室の工夫

浴室は水を使う場所なので、転倒リスクが高まります。
特に「ヒートショック」という温度差による血圧変動は、高齢者の命に関わる問題です 🚿

理想的な浴室は、床の滑り止め加工はもちろん、浴槽の出入りがしやすい高さ設計、手すりの適切な配置が欠かせません。
また、介助者のためのスペースも確保することで、将来の介護負担を軽減できます 👨‍⚕️

私がお勧めするのは「ゆとりの浴室設計」です。
一般的な1616サイズより一回り大きい1621サイズで、入口も大きく開くことのできる開き戸がお勧めです。
これなら、車いすでの利用も視野に入れた設計ができます。
初期費用は上がりますが、将来のリフォーム費用を考えると、実は経済的な選択なのです 💰

温熱のバリアフリーという新しい視点

温度差がもたらす健康リスク

引用:国土交通省 なるほど省エネ住宅(https://www.mlit.go.jp/common/001500203.pdf)

住まいの中の温度差は、見えないバリアです。
リビングは暖かいのに、廊下や寝室は寒い。
このような温度差が体に与える影響は想像以上に大きいのです 🌡️

また、室温と床・壁・天井の表面温度の差も問題になります。
暖房器具で部屋の空気を熱くしても床の表面温度が低いと体感温度は温かくありません。
その温度差が大きいと逆に体調を崩してしまいます。

特に冬場の「ヒートショック」は深刻な問題です。
暖かい居間から冷えた浴室へ移動することで、血圧が急激に変動し、心筋梗塞や脳卒中を引き起こすリスクが高まります。
年間約1万人がこの「温度のバリア」で命を落としているというデータもあるのです 😱

あなたの家の温度差はどのくらいですか?
各部屋の温度を測ってみると、驚くほどの差があることに気づくかもしれません 🔎

快適な睡眠を支える温熱環境

良質な睡眠には適切な温度環境が欠かせません。
就寝中の理想的な室温は16〜18℃と言われていますが、冬の寝室がこの温度を保てている家はどれくらいあるでしょうか 💤

寒すぎる寝室では体が緊張して深い眠りに入れません。
かといってエアコンで暖房の強風運転を続けると、空気が乾燥して喉や鼻の不調を招きます。
理想的なのは、エアコンの温風が出ているかどうか、どうかわからない程度で適温を保てる家なのです 🛌

いわいハウジングでは「24時間快適な温熱環境」を実現する住まいづくりに力を入れています。
断熱性能と気密性能を高め、性能に合わせた空調計画をすることで、風を感じることなく快適な温度を保つことができるのです 🏡

高気密高断熱と全館空調で実現する温度差のない住まい

「温度のバリアフリー」を実現する最も効果的な方法が、高断熱・高気密工法と全館空調システムの組合せです。
この組合せであれば、部屋間の温度差も室温と床・壁・天井の温度差もなく、家全体を一定の温度に保つができます。
どの部屋にいても快適に過ごせます 🌬️

従来のエアコンは一部屋ごとの温度管理。
その結果、部屋と部屋の間に大きな温度差が生まれます。
配管で各部屋に冷暖気を送る全館空調なら、廊下やトイレも含めて家全体が均一な温度に近くなります。
そのため、体への負担が大幅に軽減されるのです 📊

「でも電気代が高くなるのでは?」という心配の声もよく聞きます。
確かに従来の住宅なら電気代は上がりますが、高断熱・高気密の家なら、むしろ効率的。
長い目で見れば、健康維持のコストも含めて経済的なのです。
そのうえ、脱衣場の温度が2度違うと健康寿命は4歳違うと国土交通省から発表されています。
あたたかな家は、医療費の削減効果もあることになります 💲

引用:国土交通省 なるほど省エネ住宅(https://www.mlit.go.jp/common/001500203.pdf)

これからの住まいづくりのポイント

ライフステージの変化を見据えた間取り

人生は変化の連続です。
子育て世代には広いリビングが必要でも、子どもが独立すれば使い方も変わります。
将来の変化を見据えた「可変性のある間取り」が重要なのです 📝

例えば、将来は一階だけで生活できる動線計画。
二階の子ども部屋は、将来的に賃貸や趣味の部屋に転用できる設計にしておくと便利です。
壁の位置を変えやすい構造にしておけば、将来のリフォームも容易になります 🔄

私がお客様におすすめするのは「コア&シェル設計」。
水回りなどの変更しにくい部分(コア)は固定し、居室などの変更しやすい部分(シェル)は将来の可変性を持たせる考え方です。
これにより、10年後、20年後の暮らしにも柔軟に対応できるのです 🎯

省エネと快適性の両立

ユニバーサルデザインの住まいは、環境にも優しい住まいであるべきです。
高断熱・高気密の家は、温度のバリアフリーを実現するだけでなく、省エネにも大きく貢献します 🌿

例えば、断熱性能を高めることで冷暖房効率が向上。
その結果、エネルギー消費が減少し、CO2排出量も削減されます。
快適で健康的な暮らしと、地球環境への配慮が両立できるのです 🌎

30年間、高断熱・高気密の取り組んできた いわいハウジングが現在の平均的な住宅は、断熱の最高等級7です。
夏は涼しく冬は暖かい住まいを実現しながら、光熱費も抑えられる設計を提案しています。
それは子や孫の世代への贈り物でもあるのです 🎁

デザイン性と機能性の融合

「ユニバーサルデザイン=病院っぽい」というイメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし、現代のユニバーサルデザインは、美しさと使いやすさを高いレベルで両立させています 🖼️

例えば、手すりは昔のような病院風のものだけでなく、インテリアの一部として溶け込むデザイン性の高いものが増えています。
また、段差をなくした開放的な空間は、モダンな印象を与えることもあるのです 👀

私たちの設計では「見えないユニバーサルデザイン」を心がけています。
必要な機能を確保しながらも、それが特別なものに見えないような工夫を凝らしているのです。
美しさと機能性は決して相反するものではありません 🎭

まとめ

ユニバーサルデザインの住まいは、特別な人のためのものではありません。
それは、あなた自身の将来のための、そして家族全員のための投資なのです 🏠

段差のない床計画、使いやすいキッチン、介護を見据えた浴室設計。
さらに、いわいハウジングが提案する「温熱のバリアフリー」。
これらすべてが、人生の長い時間を豊かに過ごすための基盤となります 🌞

住まいは単なる「箱」ではなく、私たちの健康と幸せを支える大切なパートナーです。
年齢を重ねても、障がいがあっても、誰もが自分らしく暮らせる住まい。
それこそが、本当の意味での「心地よい住まい」なのではないでしょうか 💖

あなたやご家族にとって理想的な住まいについて、もっと具体的に知りたいと思われませんか?
ユニバーサルデザインや温熱のバリアフリーについては、プロにご相談されることをお勧めします。
この機会に、あなたの暮らしに合わせた、世界にひとつだけの住まいづくりを考えてみませんか?

住まいづくり相談のご案内

お気軽にいわいハウジングの「住まいづくり相談」をご利用ください。
ご家族構成やライフスタイル、将来の変化も見据えた理想の住まいづくりをサポートします。
相談は無料です。お電話またはウェブサイトからご予約いただけます。

お問い合わせは簡単です。

住まいについて
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0120-71-3804にお電話ください。
(いわいハウジングの代表番号は0586-71-3800)

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それでは、また明日(‘ー‘)/~~

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