こころとからだが喜ぶ暮らしを❤
一宮市の設計工務店 三代目 一級建築士
住まいる設計士 いわくにです🎵
NHKのNEWS9で
台風3号の進路予測を
やっていました。
進路を見ると
東海地区を直撃
という感じです。
この地域でも
急に雨・風が
強まるということで
警戒が必要です。
外では、
どのくらいの風が
吹くのでしょうか?
あなたの家の中では
どのくらいの風が
吹くのでしょうか?
家の性能によって、
家の中に入ってくる風の量は
全然違います。
平成11年に定められた
次世代省エネルギー基準では、
CO2の排出を抑えて、
地球温暖化対策に貢献するために
断熱性能を表すQ値と
気密性能を表すC値が
定められました。
性能規定でのQ値やC値の基準値は
次のようになっています。
地域 区分 | Ⅳ地域 一宮市 |
Q値 熱損失係数 | 2.7 W/m2K 以下 |
C値 相当隙間面積 | 5.0 cm²/m² 以下 |
現在、
C値に関する基準は、
撤廃されています。
5.0 cm²/m² では、
なんの役にもたちません。
その話は、
後でするとして、
外の風速ごとの部屋の中での
換気量を見てみましょう!
外気温20°C 室温20°Cの場合
相当隙間面積 C値 | 平均風速 2.5m/秒時の 隙間換気回数 | 平均風速 6.0m/秒時の 隙間換気回数 |
---|---|---|
5.0cm²/m² | 約0.34回/時 | 約1.10回/時 |
4.0cm²/m² | 約0.27回/時 | 約0.85回/時 |
3.0cm²/m² | 約0.20回/時 | 約0.68回/時 |
2.0cm²/m² | 約0.14回/時 | 約0.45回/時 |
1.0cm²/m² | 約0.1回/時以下 | 約0.24回/時 |
0.7cm²/m² | 約0.1回/時以下 | 約0.17回/時 |
出典:『住宅の新省エネルギー基準と指針』より
隙間相当面積のC値が
小さいほど、
外の風速の影響が
少ないことがわかります。
WHO(世界保健機関)が
推奨している換気量は、
0.5回/時以上です。
換気回数が多いと
良いかというと
そうでもなくって!
必要以上に多いと
冷暖房した空気が
逃げていってしまいます。
だから、
0.5回/時ぐらいが
ちょうど良いと
いうことになります。
隙間相当面積C値が、
大きいと
風が吹いた時に
必要以上に空気が
逃げてしまうことが
わかります。
つまり、
隙間相当面積を
減らした家にして、
外の影響を
受けないようにして、
機械換気扇で、
0.5回/時になるように
換気することが、
最も効率が
良いことがわかります。
この状態が、
住む人にとって、
もっとも快適なのです。
換気扇メーカーの基準では、
隙間相当面積は、
0.5cm²/m²以下に
しないと
換気扇が
有効に働かない
とされています。
わたしの設計する家は、
15年前からこの基準です。
それでは、また明日(‘ー‘)/~~
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