木は人にやさしく快適な 空間を提供してくれます

暑さが厳しい季節です。体調管理には十分に気を付けたいですね。  

前回は、木が有害な紫外線や耳障りな音を吸収してくれるというお話をさせていただきました。
今回は、木の熱伝導率の低さや、ある実験結果の話です。

木が人にやさしい理由の一つに、熱を伝えにくい性質があげられます。
触ってもほんのりと温かく、柔らかい触り心地がします。木は安らぎを与えてくれるのです。

また、衝撃吸収性がコンクリートや大理石に比べて高いこともあげられます。
もし転倒しても、怪我の危険性が少なくて済むと言われています。

ここで昭和60年の静岡大学での実験を紹介します。
それは、ハツカネズミを木製、金属製、コンクリート製の三種類の飼育箱に入れて、生存率や成長率を比較したものです。

どのような結果が出たのか、予想してください。
私も驚いたんですが、23日目の生存率は、木製で85%、金属製で41%、コンクリート製で7%でした。

木に囲まれて暮らすのが、いかに快適なのかを示しているような気がします