著者プロフィール 岩田邦裕

略歴いわたくにひろ
岩田 邦裕
1960年生まれ
株式会社いわいハウジング代表取締役img 5c18bab684684
いわい一級建築士事務所管理建築士
一宮工業高校 元非常勤講師
中部大学 元非常勤講師
趣味は山歩きとPC

皆さまへのメッセージ


Q:まずは一級建築士の仕事内容はどんなものですか?

岩田:主に、建築図面を描くことですが、
見た目のデザインだけではなく、
建物の構造や住環境を考えて、さらに建築法規にのっとったもので
あるかどうかを確認しながら進めていきます。

Q:図面を描く上で心がけていることはなんですか?

岩田:住宅などの場合は、住む人の好みにあっているか、
生活に則しているかを考えながら進めています。
また、これからは耐用年数の長い高耐久住宅を
提案していきたいと考えています。
以前ボランティアで、阪神大震災直後の神戸に
建築相談員として行ってきましたが、
建物の耐久性について深く考えさせられました。

Q:他の国と比べると日本の住宅は耐用年数が短いようですが。

岩田:そうですね、現状では建築後30年ほどで建て替えを
考える方が多いようです。今までは住宅も使い捨てのような感覚が
あったように思いますが、今後は2世代にわたって長く住める
家づくりを考えなければいけないと思っています。
住宅を建て替えるときに出る、建築資材のゴミ問題も
考えていかなければなりません。
また、日本は高齢化社会を迎えるといわれています。
お年寄りからお子さんまで、誰もが気持ちよく暮らせる住まいを
作ることが大切になると思います。

Q:ゴミ・高齢化と聞くと、現代社会の問題が
そのまま住宅に反映されているようですね。

岩田:毎日の生活の場が住宅であるわけですから、
社会の縮図が住宅の中にあると思います。
これらの他に、今後は省エネルギーという問題も
考えなければならないでしょう。効率的なエネルギーの使い方を
考えた住宅を作ること。それは高気密・高断熱の住宅、ということに
つながっていくと思いますが、中には誤った断熱材の使用法で
建物を腐らせてしまうようなものもあるようですね。
これらを研究して、高耐久・高断熱・高気密のオリジナル工法、
「IWIエバーグリーン」工法を提案しています。
5年間の研究成果をホームページ上で公開していますので
こちらもぜひご覧になってください。