ご家族の健康のためには、 隙間を減らすことが重要

めっきり寒くなり、暖房が手放せなくなりました。日本では冬に多くの人が亡くなっています。
やはり、冬は、体に負担が多くかかるということでしょうね。
私は、先月から大学の医学部と一緒に住環境と健康の調査を始めました。
住まいと病気との関係が分かってきました。その話は、別の機会にお伝えします。

さて、前回は、隙間だらけの家だとホコリや花粉などが入ってきて不快だという話を書いたのですが、
今回は、その隙間のお話です。

隙間を測定して数値化できるのをご存知でしょうか。
私の設計した住宅は、15年前からすべて測定しています。
この数値を隙間相当面積(C値)と言い、隙間が少ないとこの数値は小さくなります。
国の基準ではC値5以下を気密住宅とされています。
私は、C値が0.8以下になるように住宅を建ててきました。
なぜなら、隙間が多いとせっかく暖房した空気が逃げてしまって不経済で不快だからです。
そして、前回お伝えした計画換気システムはC値2以下でないと有効に換気できません。
ホースの途中に穴が開いて、ゴミが吸い込めない掃除機を想像いただくと分かりやすいですね。