情報化時代の住宅⑦

 情報化住宅の最終回として、
家庭内ネットワーク構築のための要点をまとめておきましょう。

まず、外部から家庭内に入る情報線(電話線、TV線)は
一箇所にまとめておきます。
また将来新たに情報線を導入できるような配管をしておくと
さらに良いでしょう。

そして、引き込み場所には外部から入ってきた情報を
家庭内で利用するための信号に変換する装置
(ADSLモデム、ISDNターミナル・アダプタ等)と
情報を分配する装置(ルーター、ハブ等)を
置くスペースを確保しましょう。

ここから各部屋に放射線状に電話線、LANケーブル、
TVケーブルを配線しておきます。
こうすることにより、将来外部から入ってくる情報の形態が
変わった場合にも迅速に対応できます。

最近は、無線を利用したLAN等の機材が多く売られていますし、
外部からの無線による接続方法もあります。
しかし、信号の信頼性安定性は、有線の方が勝ります。
また選択肢も増えますので、
住宅の新築、増改築等配線をする機会のある方は、
工事をしておくことをお勧めします。