梅雨を快適に
湿気が苦手なのは、人間だけではありません。
建物も湿気・カビ・ダニが苦手なのです。
昔の建物は、日本の高温多湿な夏に対応した、
調湿効果のある土の壁と紙の障子で構成されて、
隙間風も多く、建物を乾燥させるには都合のよい空間でした。
しかし近年の建物は、冷暖房効果をあげるため
アルミサッシ等を使用して機密性が高くなり、
湿気のたまりやすい構造になっています。
つまり、積極的に換気をしないとカビ・ダニの発生を
招いてしまうのです。
梅雨時の湿気の発生源として気をつけなくてはいけないのは、
観葉植物、料理時の水蒸気、洗濯機からの水蒸気、
洗濯物があります。
料理、洗濯の時には換気扇を回すこと、
洗濯物を室内に干さないということは常識ですが、
換気扇を回すときには、
部屋の換気扇から一番遠い窓を 15cm程度開けておくと
誘引現象が働いて効果的です。
換気扇がない部屋では、 15cm開ける窓とは別に、
空気の出口として全開にした窓を用意してください。
さらに、換気をする時間帯は、今の時期なら
外の湿度が低い、昼の12時~ 16時位が、
最も効果的といえます。