壁の中に湿気をためないで
暑い日が続いておりますが、
この時期は湿度も高く、
湿気に対する対策も必要です。
湿気は、カビ・ダニの発生を招き、
健康面からも建物にとっても好ましくありません。
特に、壁の中に湿気をためてこんで、
カビ・ダニが発生してしまいますと、結構厄介なものです。
以前、お伝えしたように、
湿気対策としては換気が一番です。
一戸建ての新築住宅では、計画換気扇の導入を勧めております。
これですと、一ヶ月数百円の電気代で
室内を常に新鮮な空気で満たし、
空気の流れにより、一年を通して湿度が安定しますので
とても快適です。
シックハウス対策としても効果があります。
国土交通省は、建築基準法を改め、
住宅への換気装置設置などを義務付ける方針を
明らかにしています。
また、部屋の壁にビニールクロスを使用したものを
見かけますが、壁が呼吸できず、
壁内に湿気をためることになります。
調湿作用のある建材を使用していただきたいのですが、
クロス仕上げでも透湿作用のある
ボードとクロスの組み合わせにより
呼吸する壁も増えています。
また、透湿作用のあるクロスの
バリエーションも増えてきました。