夏の湿度が高いこの地域。
木の調湿機能で快適に

湿度が高い季節になりました。
カビやダニの繁殖は、部屋の湿度の高さと比例して増えていきます。
風通しが悪く、湿気が多いところに発生するのです。高温多湿な夏が繁殖のピークです。

カビはアレルギー性疾患・喘息・アトピーの一因と言われています。
さらに、カビはダニのエサにもなるため、ダニの繁殖にもつながります。

カビやダニの発生や繁殖を抑えるためには、風通しを良くして室内の汚れた空気を換気することと共に、室内の湿度の管理があげられます。
最適湿度は、40~60%と言われていて、過ごし易い湿度でもあります。

木材には調湿機能があり、室内を適度な湿度に保つ環境を作り出します。
室内の湿度が高くなった時、木材の含水率はその湿度と平衡しようとして吸湿して、周囲の空間から水蒸気を取り込みます。
逆に湿度が低下すると、その含水率も低くなろうと大気中に水分を放出して、室内の湿度と平衡しようと働きます。

皆さんは、夏の湿度が高い地域に暮らされています。
木材を活用して快適に暮らしていただきたいです。

次回も木の魅力についてお話しします。