住まいの防犯①
今回は、防犯対策のお話です。
近年、侵入犯(ドロボー)の被害が増加の一途です。
14年度の統計によると一年間に被害にあった世帯は、
118軒に1軒の割合です。
皆さんの身近で深刻な問題になってきています。
侵入の手口を見てみますと集合住宅では、
ピッキングによる方法が半数をしめています。
そこで、ピッキングされにくい鍵にかえる必要があると思います。
戸建て住宅では、70%強が、ガラスを破っての侵入です。
ピッキングは、意外に少なく 1%未満です。
都市防犯研究センターのデータによると通常の板ガラスのサッシは、
プロの手にかかると19秒で開いてしまうようです。
強化ガラスでは21秒、網入硝子で57秒、
複層ガラス(ペアガラス)で 1分52秒となっています。
外面格子や雨戸、シャッターも、防犯上あまり期待できないようです。
ガラス破りの対策として、
二枚のガラスの間にフィルムを挟み込んだ防犯合わせガラス、
ガラスの内側に貼る防犯フィルム、
これらを組み合わせたペアガラス等が販売されています。
ドロボー被害の15%強は、無施錠の所からの侵入です。
防犯の意識を高めていただくとともに、
対策についても検討されることをお勧めします。