室内環境の新基準⑤
シックハウス症候群対策を盛り込んだ、
改正建築基準法が7月から施行されました。
この法律は、住空間のある全ての建物で、
新築に限らず、リフォーム等にも適用されますので、
今後皆さんの身近な問題になってくるものと思います。
以前から住まい作りのプランニングに際しては、
今回の法改正の主旨と同様に
室内汚染に気を配った24時間換気システムをつけた住まいを
積極的につくってきた者として、
今回の法改正にも気になる点があります。
24時間換気扇は、
気密性能が一定以上の性能を有する建物でないと
有効に働かないはずですが、
今回の法改正では、気密性能との関係については、
触れられていないということです。
24時間換気は、窓を締め切ったときに
必要最低限の換気量を確保するのが目的です。
窓を開けたほうが、多くの換気量が確保されますので、
冷暖房をしていない時などは、積極的に窓を開けてお住まい下さい。
私がお薦めしてきたのは
24時間換気の先進国である北欧製のシステムですが、
月々の電気代は 300円から500円程度です。