室内環境の新基準④
これまで新しい建築基準法施行についての
話題を取り上げてきましたが、
今回は新基準法の具体的な数値についてのお話です。
シックハウス症候群の原因のひとつとされてきたホルムアルデヒドは、
その発散量によって分類されることになりました。
最高ランクがF☆☆☆☆と表記され、
この表記があるものは内装材料として
室内で無制限に使用することが出来ます。
一方、旧FC0規格であるF☆☆☆と
旧FC1規格であるF☆☆は使用面積が制限されます。
また、2時間で室内の空気が全て入れ替わる性能を持った、
24時間換気扇の設置も義務化されます。
内装材料の制限は、条件によって値が違いますが
例えば、室内の空気が
2時間で1回入れ替わる性能の住宅の居室では、
F☆☆☆の建材は床面積の2倍までに制限されるというのが
目安になるでしょう。
施行期日を前にして、
すでに国内建材メーカーが出荷している材料の多くは
☆印の表記に切り替わっています。
ホームセンターなどで
新表記をご確認になってみてはいかがでしょうか。