あなたは毎日どれくらいの水を使っていますか?
こころとからだが喜ぶ暮らしを💕住まいる設計士 岩田邦裕です☘

「蛇口をひねれば水が出る」
—その当たり前が、実は地球規模で見ると貴重な恵みだということをご存知でしょうか。

3月22日は「世界水の日」です。
国連が定めたこの日は、私たちの生活に欠かせない水資源について考える日です。
日本は水に恵まれた国と言われています。
近年の気候変動や災害により、水の大切さを再認識する機会が増えています。

家庭での水使用量の現状

家庭での水使用量は、一人当たり1日約240リットルと言われています。
これは世界平均の約2倍にあたります。
その内訳を見ると、トイレが約28%、お風呂が約24%、キッチンが約23%です。
その多くが住まいの水回りで使われていることになります。
キッチン、お風呂、トイレなど、毎日使う設備の選び方一つで、水の使用量は大きく変わります。

あなたの家ではどうでしょうか?
意外と多くの水を使っていることに気づくはずです。
水の使用量を把握することが、節水の第一歩となります 📊

実は、節水は単なる水の節約ではなく、省エネルギーにも直結しています。
水を温めるエネルギーの削減、水道施設の電力消費の削減など、様々な面で環境負荷を減らすことができるのです 🌍

この記事では、最新の水回り設備のトレンドと、誰でも始められる節水テクニックについてご紹介します。
家計にも環境にも優しい住まいづくりのヒントを、ぜひ参考にしてください。

住まいの水回り設備:最新トレンドと選び方のポイント

キッチンの水回り設備:機能性と使いやすさを両立

出典:LIXIL ナルビッシュ https://www.lixil.co.jp/lineup/faucet/navish/

キッチンは家庭の中でも水使用量が多い場所です。
毎日の料理や食器洗いで、大量の水を使用します。
最近のキッチン水栓には、節水機能が標準装備されているものが増えています。

特に注目したいのは、タッチレス水栓です。
手をかざすだけで水が出る仕組みで、必要な時だけ水を使うことができます。
料理中に手が汚れていても操作でき、水の無駄遣いを防ぐことができるのです 💧

また、食器洗い乾燥機の導入も検討する価値があります。
手洗いに比べて約1/6の水で済むという研究結果もあります。
初期投資はかかりますが、長期的に見れば水道代の節約になります。

選び方のポイントは、自分の生活スタイルに合った機能性です。
水栓の高さや向き、シャワー機能の有無など、使い勝手を重視しましょう。
同時に、節水性能も確認することをお忘れなく 🚰

浴室の水回り設備:リラックスと節水の両立

出典:TOTO コンフォートウエーブシャワーによる節約効果 https://jp.toto.com/products/faucetbath/functionshowerhead/

お風呂は家庭の中で最も水を使う場所と言われています。
シャワーを出しっぱなしにすると、1分間に約12リットルの水が流れていくのです。

最新のシャワーヘッドには、微細な水滴を作り出す「ミスト機能」や、空気を混ぜて少ない水量でも十分な浴び心地を実現する「エアイン機能」があります。
これらの機能により、従来のシャワーヘッドと比べて約30%の節水効果があると言われています 🚿

浴槽選びも重要です。高断熱浴槽を選ぶことで、お湯の冷めにくさが格段に向上します。
追い炊きの回数が減り、水とエネルギーの両方を節約できるのです。

選び方のポイントは、節水機能と快適性のバランスです。
節水だけを追求すると、シャワーの勢いが弱くなりすぎることもあります。
実際に試してみるか、口コミをチェックしてから選ぶことをおすすめします。

トイレの水回り設備:進化する節水技術

トイレは1回の使用で約6〜8リットルの水を使います。
古いタイプのトイレでは、さらに多くの水を消費していることもあります。

最新の節水型トイレでは、大小の排水量を使い分ける「二段階洗浄」が一般的になっています。
さらに進んだモデルでは、4リットル以下の少ない水でも十分な洗浄力を発揮する技術が採用されています 🚽

また、手洗い水を貯めて次回の洗浄に使う「タンクレストイレ」も注目されています。
コンパクトでデザイン性に優れ、掃除のしやすさも魅力です。
ただ、タンクレストイレは、ウォシュレット一体型のものが多いです。
そのため、故障時にウォシュレットだけの交換できないものが多いのでお気を付けください。

選び方のポイントは、節水性能と掃除のしやすさです。
トイレは毎日使う設備なので、長期的な視点で選ぶことが大切です。
初期コストが高くても、水道代の節約と環境負荷の低減につながることを考慮しましょう。

出典:LIXIL 毎日使うから少しでも節水できるトイレに https://www.lixil.co.jp/reform/imadoki/toiletroom/eco.htm

家庭で実践できる節水テクニック

日常生活の中での簡単な節水習慣

節水は特別なことではなく、日常の小さな習慣の積み重ねで大きな効果を生み出します。
まずは簡単にできることから始めてみましょう。

例えば、歯磨きやシェービングの際に水を出しっぱなしにしないだけで、1日に約12リットルの節水になります。
また、野菜を洗う際は、ためすすぎをすることで水の使用量を約半分に減らすことができます 🥬

洗濯は、まとめ洗いを心がけることで効率的に水を使えます。
少量の洗濯物を何度も洗うよりも、洗濯機の容量に合わせてまとめて洗うほうが水の使用量は少なくなります。

皆さんは、普段何気なく使っている水の量を意識したことはありますか?
小さな気づきが、大きな節水につながるのです。

節水型機器の種類と特徴

市場には様々な節水型機器が登場しています。
これらを上手に活用することで、意識せずとも節水が実現できます。

例えば、蛇口に取り付ける「節水コマ」は、水の出る量を調整して約30%の節水効果があります。
取り付けも簡単で、コストパフォーマンスに優れています 🔧

シャワーヘッドの交換も効果的です。従来型と比べて約50%の節水ができる製品もあります。
シャワーヘッドは比較的安価で、DIYでも交換可能なため、手軽に始められる節水対策の一つです。

節水型機器を選ぶ際は、節水性能だけでなく、使い勝手や耐久性も重要なポイントです。
長く使えることで、環境負荷の低減にもつながります。

雨水利用システムの導入方法

さらに一歩進んだ節水対策として、雨水利用システムがあります。
屋根に降った雨水を集めて、庭の水やりやトイレの洗浄水として活用する仕組みです。

雨樋から雨水が入るように雨水タンクを設置するだけで始められます。
ポンプなどを組み合わせると、より効率的に雨水を利用できます 🌧️

雨水利用のメリットは、水道代の節約だけではありません。
災害時の非常用水としても活用できるため、防災対策にもなります。
また、雨水は軟水なので、植物の水やりに適しています。

導入を検討する際は、設置スペースや初期コスト、メンテナンス方法などを確認しておくことが大切です。
一宮市では、雨水利用システムの設置のための補助金があるので活用いただいています。
他の自治体でもを出している場合もあるので、調べてみると良いでしょう。

長期的な視点での設備選び

初期コストと長期的な節約効果のバランス

水回り設備を選ぶ際、初期コストだけを見るのではなく、長期的な視点で考えることが大切です。
節水型の設備は一般的に価格が高めですが、
水道代の節約効果を考えると、長い目で見れば経済的なことが多いのです。

例えば、節水型のシャワーヘッドに交換すると、年間約2万円の水道代が節約できるという試算もあります。
5年使えば10万円の節約になり、初期投資を大きく上回る効果が期待できます 💰

また、設備の耐久性も重要なポイントです。
安価な製品は数年で交換が必要になることもあります。
品質の良い製品を選ぶことで、長期的に見れば交換コストを抑えることができるのです。

皆さんは設備を選ぶ際、どのような基準で判断していますか?
初期コストだけでなく、維持費や耐久性も含めた「トータルコスト」で考えてみてください。

節水設備の最新技術とその効果

水回り設備の技術は日々進化しています。
最新の技術を取り入れることで、より効率的な節水が可能になります。

浴室では、マイクロバブル技術が注目されています。
微細な気泡を含んだお湯は保温効果が高く、また洗浄力も高まるため、入浴時間の短縮や追い炊き回数の減少につながります。

トイレでは、汚れがつきにくい素材や形状の研究が進んでいます。
汚れがつきにくければ、洗浄回数や洗浄水量を減らすことができるのです。

これらの最新技術は、単に水を節約するだけでなく、使い勝手や快適性も向上させています。
設備更新の際は、こうした技術動向にも注目してみてください。

節水と省エネの関係:水道代と電気代の削減

出典:TOTO 水と地球の、あしたのために。https://jp.toto.com/company/csr/csractivity/value/q05/

節水は水道代の削減だけでなく、電気代の削減にもつながります。
これは「節水=省エネ」という重要な関係です。

例えば、お風呂の湯量を減らすことで、水道代だけでなく、水を温めるためのガス代や電気代も節約できます。
実は、家庭のエネルギー消費の約3割が給湯に使われているのです ⚡

また、水道水を作るプロセスでも電力が使われています。
浄水場でのポンプ運転や薬品製造など、水道水1トンを作るのに約0.5kWhの電力が必要とされています。

さらに、下水処理にも電力が必要です。
使った水を処理して自然に戻すまでにも、大量のエネルギーが使われているのです。

このように、節水は水資源の保全だけでなく、エネルギー消費の削減にも大きく貢献します。
水とエネルギーは密接に関連しており、節水は総合的な環境対策なのです。

まとめ:水を大切にする住まいづくり

水は私たちの生活に欠かせない大切な資源です。
適切な水回り設備の選択と節水の習慣化は、家計の節約になるだけでなく、地球環境の保全にも貢献します。

この記事でご紹介した節水型の水回り設備や節水テクニックは、すぐに実践できるものばかりです。
キッチン、浴室、トイレなど、それぞれの場所に合った対策を取り入れることで、効果的に節水を進めることができます。

また、雨水利用システムのような一歩進んだ取り組みも、検討してみる価値があります。
初期投資は必要ですが、長期的な視点で見れば経済的であり、環境にも優しい選択です。

節水は省エネにも直結しており、水道代だけでなく電気代やガス代の削減にもつながります。
総合的な視点で住まいの水環境を考えることが、これからの時代には必要なのです。

皆さんも、世界水の日をきっかけに、ご自宅の水回り設備や日常の水の使い方を見直してみませんか?
小さな一歩が、大きな変化を生み出します。

いわいハウジングでは、お客様の生活スタイルに合った水回り設備のご提案や、効果的な節水対策のアドバイスを行っております。
専門知識を持ったスタッフが、皆様の住まいづくりをサポートいたします。

住まいづくり相談のご案内

水回り設備でお悩みの方、節水対策について詳しく知りたい方は、ぜひ「無料住まいづくり相談」をご利用ください。
経験豊富なスタッフが、お客様のニーズに合わせた最適な提案をさせていただきます。
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それでは、また明日(‘ー‘)/~~

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