月刊ファミリー2022年5月15日号
いわい一級建築士事務所 住まいる先生 岩田邦裕
建築物省エネ法を閣議決定
省エネ住宅が義務の時代に
楽しかったゴールデンウィークも終わりました。エネルギーの高騰で家計的に厳しい時代ですね!省エネ住宅への住み替えを検討する人が増えてきました。
政府も先月下旬に住宅の省エネルギー化を促すための関連法の改正案を閣議決定しました。関連法案は、夏の参院選を控え、今国会では先送りとされていましたが、私たちの早期成立を求める声が届き、一転しての閣議決定となりました。
これまでも一定規模以上のビルでは省エネ性能が義務付けられていました。今国会で改正されますと全ての新築住宅とビルで断熱性能などの基準を満たすことが義務付けられます。建築物は造られると長期間、使われますので一刻も早い義務化が望まれていました。
省エネ住宅は、少ないエネルギーで快適に暮らせます。電気などのエネルギー使用が少ないと価格による影響が少なくなります。また、
室内の温度差も少なく健康的に暮らせます。
政府は、住宅の販売や賃貸時に燃費性能を表示させたり、既存住宅の省エネ改修に対する低利融資制度も新設して、ゼロ・エネルギー・ハウスレベルの性能確保を後押する考えです。
いわい一級建築士事務所
住まいる先生 岩田邦裕
kunihiro@iwaihousing.com
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