月刊ファミリー2023年2月15日号掲載

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厚着で生活している人は、
着衣着火にご用心を

月の初めに比べれば寒さが緩みましたが、電気代が高騰しているので、家の中でも厚着で生活している人も多いようですね。

もし、厚着で料理もされているなら、着衣着火には気を付けてください。
国民生活センターによると毎年百人以上の方が着衣着火で亡くなっているそうです。

起毛した繊維は、表面に空気を含むため、繊維によっては、表面フラッシュといって、瞬間的に火が回ることがあるということを覚えておいてください。

綿、キュプラ、アクリルなどは、火の回りが早いです。
ポリエステルやナイロンは、燃え広がる速度は、比較的緩やかだそうです。

着衣に火が直接、触れなくても、

火などから放射される熱によって着火することがあります。
ガスコンロを使用する調理時だけではなく、高温の暖房機器などの近くにいるときなども十分に気を付けてください。

アルコールや灯油などの引火しやすい液体が着衣に付着した状態で火に近づくと着火しやすく、とても危険です。帰宅時に消毒用アルコールで手の消毒をされる方は、着衣にアルコールがついていないかを確認してください。


住まいる先生 岩田邦裕
kunihiro@iwaihousing.com
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