月刊ファミリー2023年3月15日号掲載
防犯を気にされる方が
増えたのを感じています
侵入窃盗事件が報道されたせいなのか、戸建て住宅の設計の要望で防犯を言われる方が増えた感じです。
確かに、侵入窃盗事件の4割以上は、戸建て住宅で起きています。
戸建て住宅の侵入手口としては、多い順に、鍵の閉め忘れ、ガラス破りで、3位のドア錠破りになるとわずか3%しかありません。
短時間で犯行を終えたい侵入者にとって、ドア錠破りはリスクが大きいのかもしれません。
開口部からの侵入というと、思い浮かぶのは玄関や窓だと思います。
私が設計する住宅の窓ガラスは、トリプル(3枚)ガラスが多くなり、さらに防犯ガラスにすることも増えました。
家の窓ガラスの枚数を増やすと、省エネだけでなく、ガラスが破られにくくなり防犯にも効果があります。
防犯性や利便性が常に追求されてきた玄関ドアも2ロックや電子キーが当たり前になりました。
それに比べ、
勝手口ドアは防犯性が低いので対策が必要です。
警察関係の私のお客様も皆さんに勝手口の無い家を薦めて欲しいと言われます。
ご家族が安全な環境で安心して過ごすためには、窓や玄関、勝手口などの防犯対策にも配慮が必要です。
住まいる先生 岩田邦裕
kunihiro@iwaihousing.com
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