月刊ファミリー2023年6月15日号掲載
これからの季節、この地域
では、結露対策が重要です
今年は、例年に比べ1週間ほど早く梅雨入りしました。
湿度の高い日々が始まりましたね!
これからの季節に住宅で問題となるのは結露です。
結露というと冬を思い浮かべる方が多いですが、夏にも発生します。
冬は、外気で冷やされたガラスに室内の湿気を含んだ空気が触れて、結露が発生します。
夏は、湿気を含んだ空気が冷房で冷やされた壁や窓ガラスに触れることで結露します。
湿気の多い夏に壁内に侵入した湿気がエアコンで冷やされた壁に触れた場合には壁の中で結露が発生します。
このように、壁内で発生する結露を内部結露と言います。
内部結露が発生すると、壁内でカビやダニが繁殖して生活環境が悪くなるだけでなく、木材腐朽菌が繁殖して住まいを劣化させます。
夏の湿度が高い一宮の気候にあっては、
冬の結露以上に夏の結露の方が問題になります。
対策としては、窓や壁の断熱性を高めることで温度差が発生しにくくなり、結露の発生を抑えることができます。
電気価格の高騰もあって、国は、住宅の断熱化を後押しする補助金の政策を行っています。この機会に対策をされると住まいの快適性だけではなく、耐久性も高めることができます。
住まいる先生 岩田邦裕
kunihiro@iwaihousing.com
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