月刊ファミリー2023年8月15日号掲載

熱中症の4割以上が、住居内で発生しています

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4年ぶりの本格開催となった一宮七夕まつりも熱気のうちに幕を閉じました。
祭りの熱気ならば良いのですが、気温が年々暑くなっているのを感じます。

ヨーロッパでは、昨年一年間で6万人が暑さで命を落としたそうです。
国内でも熱中症で命を落とされたニュースを目にすることが増えた感じがします。

冷房が無いと命を落とす時代になりました。
そして、気候変動が進んで気温が上がり続けるというのを前提に将来の計画を立てる時代になったようです。

熱中症対策が最も必要とされる場所は住居です。
熱中症で緊急搬送された人で最も多いのが住居からです。
実に4割以上の人が住居から搬送されました。
光熱費も上がっていく中、冷房も使わずに気合で乗り切るのも命がけになってきました。

対策として

部屋の温度計に目がいきがちですが、天井や壁、窓が熱せられているとそこからの放射熱で体力を奪われてしまいます。
よしずやすだれ、ブラインド等で窓からの日射を遮るだけでも効果があります。
猛暑日には部屋に人がいない時間から冷房して部屋の表面温度を下げる対策も必要になります。

新築やリフォームで断熱性や遮熱性に優れた屋根や外壁、窓を使えば、大きな効果があるのは言うまでもありません。

住まいる先生 岩田邦裕
kunihiro@iwaihousing.com
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