月刊ファミリー2024年8月15日号掲載
夏の室内空気を守る方法 化学物質対策で快適生活
解説
夏の暑さで室内にこもりがちな季節。
でも、知らぬ間に健康を脅かす危険が潜んでいるかもしれません。
目や喉の不快感、なんとなくの体調不良の原因は、実は室内の空気かも？
今回は、見えない脅威「ホルムアルデヒド」について解説します。
簡単な対策で、より快適で健康的な夏の過ごし方が見えてきますよ。
今年の夏も暑い日が続いていますね。
夏休みのこの時期、自宅で過ごす時間が増えているのではないでしょうか。
今日は、室内の空気質、特にホルムアルデヒドについてお話しします。
室温が上がると、ホルムアルデヒドの濃度も高くなります。
この物質は、家具や建材、接着剤、防腐剤、日用品、化粧品、タバコの煙、暖房器具から発生します。
高濃度のホルムアルデヒドに長時間さらされると、目や鼻、喉の痛み、くしゃみ、鼻水、呼吸障害、吐き気、倦怠感などの症状が現れることがあります。
リスクを軽減するためには、ホルムアルデヒド濃度の低い安全な建材を選ぶことが重要になります。
また、ホルムアルデヒドを吸収・分解する建材や、ホルムアルデヒド除去機能を持つ空気清浄機を活用することも効果的です。
さらに、２４時間換気システムや定期的に窓を開けての換気も大切です。
特にペットや子供が留守番する際は注意が必要です。
エアコンで室温の上昇を防ぎ、
キッチンの換気扇を回すなどの対策も有効です。
これらの対策を実践することで、室内の空気質を改善し、健康的な生活環境を維持できます。快適で安全な夏をお過ごしください。
