月刊ファミリー2024年9月15日号掲載

防災月間なので考えよう！　南海トラフ地震への備えを

今月は防災月間です。
先日の台風は、これまでにない動きを見せ、その直前には南海トラフ地震の臨時情報が発表されました。
一部の研究者は、台風が地震を引き起こす可能性を研究しています。
台風シーズンもまだ続くため、防災意識を高める良い機会です。
今回は南海トラフ地震の被害想定を紹介します。

南海トラフは、フィリピン海プレートとユーラシアプレートが接する海底の溝状の地形で、静岡県の駿河湾から九州の日向灘沖まで広がっています。
この地域では、約百年から百五十年ごとに大規模な地震が発生しており、これを南海トラフ地震と呼びます。
前回の発生から約八十年が経過しており、次の地震の発生が切迫しています。

愛知県では、過去の南海トラフ地震に基づく調査から被害を予測し、その結果を公表しています。
一宮市では、多くの地域で震度６弱が予測されており、中心部から南西部にかけては液状化の可能性が高いとされています。
津波の被害想定区域には含まれていませんが、自然災害の脅威は常に存在します。

自然災害は想像を超える力で襲ってくることがあります。
事前に対策を講じ、被害を最小限に抑える準備が重要です。
防災月間を機に、家族や地域での防災対策を見直し、万が一に備えた準備を進めていきましょう。