月刊ファミリー2025年1月号掲載
火の温もりの仕組みから冬の快適な暖房法を知ろう
正月を締めくくる行事である小正月の時期です。
門松や注連飾りを燃やす、どんど焼きが行われる神社も多いのではないでしょうか!
寒い季節の焚き火は格別な体験ですが、
その熱がどのように私たちを温めているか考えたことはありますか?
焚き火の熱は主に輻射熱と対流の2つの方法で伝わります。
輻射熱は電磁波の一種で、空気を介さず直接物体を温めます。
焚き火の前に立つと、火に面した体の部分がすぐに温まるのはこの効果です。
一方、対流は暖められた空気が上昇し、
周囲の冷たい空気がその場所を埋める循環によって起こります。
焚き火の周りの空気全体が徐々に暖かくなっていくのを感じるのはこの対流によるものです。
輻射熱は直接的で急速に温まりますが、
火に向いている側のみが温まります。
対流はゆっくりですが、全身をまんべんなく温めます。
この知識は住まいの暖房方法を考える上でも重要です。
輻射熱を利用した床暖房は直接的で効率的な暖かさを、
対流を利用したエアコンは部屋全体をまんべんなく暖めます。
焚き火で学んだ熱の伝わり方の違いを、
日常生活での暖房の選択や使い方に活かしてみてはいかがでしょうか。
自然の中での体験が、科学的な理解と快適な暮らしにつながります。
いわい一級建築士事務所
住まいる先生 岩田邦裕
kunihiro@iwaihousing.com
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