新年あけましておめでとうございます!
(旧暦ですが…)旧暦正月ってご存じですか?
こころとからだが喜ぶ暮らしを💕
住まいる先生 岩田邦裕です☘
日本では明治の初期までは
月の満ち欠けを基準にした暦が使われてきました。
月の満ち欠けは、自然界のリズムと深く関わっています。
旧暦正月、新しいスタートを迎えるこの時期に、
ちょっと面白いお話をお届けします(´▽`)。
月の満ち欠けと木材の関係、
そして世界最古の木造建築「法隆寺」に隠された秘密についてです。
最後には、現代の家づくりにも役立つヒントをお伝えします(o^―^o)
法隆寺の驚異:1300年も現役の木造建築🏯
法隆寺は、
607年に建てられた世界最古の木造建築で、
なんと1300年以上も現存しています!(゚д゚)!
その秘密は、以下のポイントにあります:
- 檜(ヒノキ)の使用:
法隆寺では、耐久性が
非常に高い檜が使われています。
この檜、伐採後200年ほどで強度がピークに達し、
その後も1000年かけてゆっくりと強度を維持するという、
まさに「長寿の木」なんです。 - 柔構造の設計:
法隆寺の五重塔は「柔構造」と呼ばれる設計で、
地震の揺れを吸収する仕組みになっています。
これにより、
地震や台風にも耐え抜いてきたんです!(`・ω・´)b。 - 定期的なメンテナンス:
法隆寺では、代々宮大工が修繕を行い、
建物を守り続けてきました。
昭和の大修理では、1300年前の檜材の多くが
再利用可能だったという記録もあります。
新月伐採の秘密🌑🌲
1300年前の檜材の多くが
再利用可能だったのには、実は理由があったのです。
「新月伐採」って聞いたことありますか?
これは、
新月の時期に木を伐採する方法で、
法隆寺が建設された時代の棟梁の知恵なんです。
新月伐採を行った理由が長年の謎でした!
新月の時期は
木の内部に水分や栄養分が少なくなるため、
伐採された木材が腐りにくく、
虫にも強いということがわかってきました(*゚▽゚)ノ。
自然と共に暮らしていた昔の人の方が
木材のことを良く知っていたのかもしれません。
今では、
法隆寺が世界最古の木造建築物である
最も大きな理由は新月伐採だと言われるようになりました。
これ、まるで木材の「アンチエイジング」ですね!✨
読者の方に託されました
「でも、1300年前の技術なんて、
現代の家づくりには関係ないでしょ?」と思った方、
ちょっと待ってください!
実は、法隆寺の知恵は現代住宅にも応用できるんです(´ω`)。
と言っても私も以前は、関係ないと思っていました。
そうしたら、
私が長年、月間ファミリーに連載している
「住まいる考」の読者の方が訪ねてこられて、
法隆寺の知恵を紹介して欲しいと本を託されたんです。
専門家なのにお恥ずかしい限り!
感謝することばかりです😊
現代住宅への応用🏠✨
実は、
新月伐採の秘密を解き明かしたのは日本人ではなく、
オーストリア人のエルヴィン・トーマ氏でした。
なので、
新月伐採の取り組みに関しては、
ヨーロッパの山の方が進んでいます。
日本の山は、やっと取り組みを始めたばかりです。
1. 最新の木材乾燥技術🌬️
残念ながら、
法隆寺のような新月伐採して天然乾燥された木材は、
日本では、まだあまり流通していません。
しかし、
木材を良い状態で保つために
乾燥した木材が多く使われるようになりました。
木材の強度を保ちながら
乾燥させる技術も進んできています。
2. 湿気をためない構造設計💨
湿気は木造住宅の大敵!
以下のような工夫で、湿気を防ぐことができます:
- 高性能な換気システム:
24時間換気システムを導入し、
室内の湿気をコントロール。 - 通気層の設置:
壁や床下に通気層を設け、
湿気を外に逃がす設計。 - 透湿防水シートの使用:
外壁の通気層の内側に
湿度を逃がす防水するシートを使うことで
湿気を逃がします。
濃尾平野のように
夏の湿気が多い地域では
外気の湿気をはねのけるシートを
使用する必要があります。
3. 天然素材でシロアリ対策
主要な構造材に天然素材であるホウ酸を
使ったシロアリ対策をすることで
暮らしている人の健康に配慮しながら、
耐久性や防腐性を高めることが可能です。
まとめ:自然と共に生きる家づくり🌏
法隆寺のように、
自然のリズムを活かした家づくりは、
長寿命で快適な住まいを実現します。
「天然素材」や「湿気対策」、
そして「最新の乾燥技術」を取り入れることで、
現代の住宅も「木造建築界のレジェンド」に
近づけるかもしれません!(≧▽≦)
こんな家づくりを目指してみませんか?
「家も人も、長生きが一番!」なんて言いながら、
法隆寺のような家を目指すのが幸せだと感じますよね(´▽`)。
それでは、また明日(‘ー‘)/~~
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