月刊ファミリー2025年2月号掲載
健康を守る住まいの環境 小さな工夫で大きな差
立春を過ぎてもなお厳しい寒さが続きました。
残る厳しい寒さの中に春の気配をちらほら感じるこの季節、
健康管理に苦労はされていませんか?
この時期の暮らしで大切なのは、
冬のなごりと春の訪れを同時に受け止める環境の両立です。
古くから伝わる住まいの知恵に現代科学を重ね合せて考えてみます。
まず、意識したいのは空気の流れです。
閉め切った空間では人の息だけでも二酸化炭素濃度が上昇します。
石油やガスのファンヒーターを使うと濃度が急上昇します。
かと言って窓を開けると熱が逃げてしまいます。
最近の研究では、熱損失を3%以下に抑えつつ、
常時新鮮な空気を取り込むバランス換気法が有効だと分かってきました。
次に重要なのは湿度です。
ウイルスの活動が鈍くなる相対湿度45%前後を保つため、
床・壁・天井に調湿作用のある自然素材を
組合わせる方法が有効とされています。
例えば、床に無垢無塗装の天然木、
壁に呼吸する壁紙や珪藻土、天井に杉板を
張るなどの素材選びがポイントとなります。
このような家で暮らす人々の風邪引き率が、
周辺の平均より低い傾向にあることが報告されています。
健康リスクを減らす対策で住まいの環境を整えることは
古来の養生法に通じる現代的な健康管理と言えるかもしれません。
いわい一級建築士事務所
住まいる先生 岩田邦裕
kunihiro@iwaihousing.com
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