平成31年の元旦を向かえ
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
平成最後のお正月、
いかがお過ごしでしょうか?
いわいハウジングがあるのは、
名古屋城から岐阜城とつなぐ岐阜街道沿いで
その中間地点にあたる尾張国一宮です。
全国に一宮という地名があります。
一宮とは、
その地域を代表する神社を指す言葉で
その神社がある土地も一宮と呼ばれています。
全国には、
多くの一宮がありますが、
市制になっているのは、
尾張国一宮である愛知県一宮市だけです。
こちらが尾張国一宮として
有名なのが真清田神社です。
古代に尾張地方を治めた
尾張氏の祖神である天火明命(アメノホアカリ)が
祭神として祀られています。
平安時代に国から
国幣の名神大社と認められた神社のひとつです。
天火明命は、日本神話に登場する神で
太陽神、農業神として信仰されています。
一宮市は、その門前で
三と八の日に開催された門前の市から
発展しました。
それが、いまも門前に続く
本町商店街です。
全国の商店街と同じで
イベントのとき以外は、
人通りが多くありません。
イベントが有ると、こんな感じなのですが...
いわいハウジングも
イベントがある時には、ブース出展して
街を盛り上げようと頑張っているんですけどね(^o^)
この商店街で有名なのが、このお店!
全国的にお店が少なくなった乾物屋さん
「安藤鰹節店」
一宮のこのお店には、
名古屋市や岐阜市から、
わざわざ買いに来られます。
一宮のお土産として、
このお店の鰹節を頼まれたりもします。
いわいハウジングで毎年飾る
鏡餅の昆布もこちらのお店で
毎年購入しています。
このお店のモットーは、
手間ひまかけてでも
間違いのない商品をお届けすることだと
店主の安藤さんは言われます。
伺ったときは、
添加物を使っていない
無漂白の「数の子」の作っておられました。
見た目でごまかした商品でなく、
安全で安心な商品を提供することで
ずっと商売を続けていくことが
大切なことだと!
安藤さんはおっしゃいます。
いわいハウジングの考え方に
よく似てるなと(^v^)
安藤さんには、
街の活性化と商売のあり方について
これまでもアドバイスを
いただいてきたのもありますけどね!
私の祖父が創業して80年ですが、
創業160年の安藤鰹節店が
出された新製品は、これです。
最近、テレビ等でも取り上げれれている
「かつお節屋が作ったお菓子」
鰹本祐節をベースに
化学調味料を一切使わないお菓子です。
封を開けると
鰹節本来の香りが部屋を包み込んでくれる
とても贅沢なお菓子です。
安藤鰹節店は
寂れていく商店街で頑張っておられます。
そんな商店街も
地場産業である毛織物が盛んな時代は
とても賑わっていました。
残念ながら、
毛織物が廃れるとともに
商店街も寂れてしまいました。
使われなくなってしまった
毛織物の工場跡を再利用する試みも
始まっています。
中央に写っているのが
この建物の模型です。
織物工場特有の
北向きの窓があるノコギリ屋根の建物です。
こちらのノコギリ屋根工場は、
織物教室や講演会の会場として
活用されてきました。
こちらのノコギリ屋根工場は、
12月には「なかなか遺産」に登録されました。
「なかなか遺産」とは、
世界遺産や国の重要文化財に認定されずとも、
次代に残し、伝えたい建築物を認定するもので
2012年12月に東大生産技術研究所の
村松伸、腰原幹雄両教授が共同代表となり、
国際なかなか遺産推進委員会として
設立されたものです。
そんな毛織物の産業が残したものに
「一宮モーニング」もあります。
全国的に数が多いとされる一宮市の喫茶店
朝の時間帯はドリンク代のみで
トーストやゆで卵、サラダなどが付く
「モーニングサービス」
その起源は、
毛織物が盛んだった昭和30年代前半。
織物業を営む「はたや」さんは
昼夜を問わず頻繁に喫茶店を訪れていました。
喫茶店のマスターが、
朝のサービスとして
コーヒーにゆで卵とピーナツを
付けたのがはじまりです。
地場産業である繊維業の隆盛とともに誕生し、
今では市民の間にライフスタイルとして
根付いています。
私の行きつけのお店のモーニング
私がいつも頼むのは、
コーヒーにサラダ、目玉焼き、ハムサンド
でも、お金を払うのは、
コーヒー代の400円のみ!
私が通う
もう一軒のお店では、
カレーライスとサラダが付いてきて、
こちらも400円です。
集まってくる常連さんたちによって、
地域のの良いコミュニティーになっています。
モーニング仲間と集う街、一宮市
最後に
ご紹介するのがこの場所です。
尾張国一宮には、
もう一つの一宮があります。
それが、こちらの大神神社です。
ご祭神は、
大和国一宮の大神神社と同じ
大物主大神(おおものぬしのおおかみ)です。
大神神社も真清田神社と同じように
平安時代に国から国幣の名神大社と
認められた神社のひとつです。
こちらには、
全国の一宮の神様が集ったとされる
隠れた名所があります。
とても強いパワースポットです。
ふたつの尾張国一宮には
全国からの参拝客が絶えません。
初詣として、
ふたつの尾張国一宮を
参拝されてはいかがでしょうか!
きっと、新年も良い年になると思いますよ。
岩田邦裕(いわた・くにひろ)
木材商の三男だった祖父 岩田伊三郎が昭和の初期に創業した会社で木の香りに包まれて育ちました。私が引き継ぐなんて思ってませんでしたけど。事業を継続させることと地域貢献の大切さを感じています。25年前に一宮青年会議所で環境問題の担当理事をして以来、地球環境に優しい住まいづくりに取り組んできました。
株式会社いわいハウジング
愛知県一宮市八町通2丁目4番地
TEL:0586-71-3800
URL:https://www.iwaihousing.com/
岐阜街道沿いで木材商、建築工事業、一級建築士事務所を併設する会社になります。設計、工事、木材調達までもを社内で行うことで、満足度の高い高性能な住まいづくりを実現されています。高耐震・高耐久で健康・省エネ性・換気性に配慮したスマートウェルネス住宅の建築を通して、ご家族と地域と地球を元気にする会社です。ゼロ・エネルギー・ハウス建設の実績においても最高ランクの5つ星ZEHビルダーと評価認定されています。