月刊ファミリー2021年2月15日号
いわい一級建築士事務所 住まいる先生 岩田邦裕
電力供給がひっ迫してきて 節電に協力しないと大変
電気事業連合会は、「日常生活に支障のない範囲で、電気の効率的な使用に協力してほしい」と電力供給のひっ迫を発信しました。
ひっ迫するのは、夏場だと思っていたのですが、社会の変化で思いがけないことが起きています。
需給ひっ迫度が高まる原因としては、外出自粛、テレワークによる家庭の電力使用量の増加、寒波、原発稼働数の減少、火力発電燃料の液化天然ガスの不足、悪天候による太陽光発電量の低下などだそうです。
私たちは、社会維持に協力するために、節電に協力する必要がありそうです。
すぐできる節電方法としては、厚手のカーテンや断熱シートで窓の冷気を遮断したり、扇風機で暖かい空気を循環させたり、暖房機器の設定温度を下げたりすることが考えられます。
意外に知られていませんが、トイレの暖房便座は、多くの電気を消費します。
電源が入る時間を設定できる機種もありますので、設定を見直してください。
新築の際には、建物の燃費性能の向上、省エネ性の高い機器の導入、太陽光発電などの創エネ導入で電気使用量を減らす家づくりをおすすめしてきています。