月刊ファミリー2021年4月15日号
いわい一級建築士事務所 住まいる先生 岩田邦裕

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東日本大震災から十年 改めて震災への備えを

東日本大震災から十年が過ぎました。記憶が薄れないように防災について考える時期なのかもしれません。
今年も数多くの防災グッズが注目されていました。

災害に備えて食料や防災グッズを確保することも大事ですが、普段から室内の環境を安全に整えることも大切なことです。
地震に備えた家具の置き方はできていますか?

家具の転倒防止策として代表的なものは、ベルトや金具で壁に固定したり、突っ張り棒で天井に固定するなどの方法があります。

しかし、壁や天井の強度によっては、固定できない場合もあります。
また、性能を維持するために穴を空けられない場合もあります。

なので、新築時やリフォーム時に設計者に家具の配置も相談してみるのがよいです。
その際であれば、家具の最適な配置も壁や天井の性質に適した固定方法なども教えてもらえます。

家具が転倒すると避難路をふさがれたり、転倒した家具の下敷きになることも考えられます。

家具の重量によっては、補強をしなくても、簡易な方法で事足りる場合もあります。
震災が起きる前に対策をおすすめします。

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