室内の水蒸気を減らそう
前回は室内の水蒸気を減らす必要性についてのお話でした。
水蒸気は、結露を発生させ、ダニ、カビが繁殖する原因となります。
今回は、家の中の水蒸気を減らす方法を具体的にお話ししましょう。
まずは、暖房器具の使い方を見直しましょう。
家庭用石油ストーブなどの開放型の燃焼式暖房器具からは、
1時間に250~ 500gの水蒸気が放出されています。
ですから、時々窓を開けたり、換気扇を回すなどして、
室内の水蒸気を外へ追い出しましょう。
ストーブの上にやかんをのせておくなどということは
絶対に避けてください。
一方、水蒸気を発散しない暖房器具は?というと、
エアコンや床暖房、パネル式ヒーターなどがあげられます。
暖房器具の購入を検討中の方は、
こういった面も考えて選んでみてはいかがでしょうか。
次に、洗濯物から出る水蒸気にも気を配りましょう。
室内干しは、水分が拡散し、結露の原因になります。
冬場は、雨が降っていても
屋外のほうが空気中の水蒸気量が低いので、
洗濯物が直接雨にあたらなければ、
屋外で干すほうが効果的。
換気扇を使いながら浴室に干すのもよいでしょう。