家にも防寒が必要です
寒さが日増しに強まってきました。
これからの季節、皆さんは、
気温にあわせて重ね着をしてお過ごしになると思いますが、
建物はそうはいきません。
そこで、断熱材のお話です。
昔の日本人は、部屋を暖房するということをしてきませんでした。
ですから、家の中でも気温にあわせて、
重ね着をしていました。
暖房器具の発達とともに部屋を暖めるようになったのですが、
住宅の性能が対応していなかったために、
逆に不健康になってしまいました。
人間は、足首で温度を感じて、頭で体温をコントロールしています。
旧来からの住宅に、そのまま暖房器具を持ち込んだために、
部屋の上部と下部に温度差が生じて体温調整がうまくいかず、
体のバランスを崩すようになってしまったのです。
最近の子供は、よく風邪をひくと言う言葉を耳にしますが、
子供の抵抗力が弱くなったのではなく、
体調を崩してもおかしくない環境に
子供をおいているのです。
そこで、建物に重ね着をさせて快適な空間を作るのが、
断熱材の役割です。
次回は断熱材について、さらに詳しくお話しいたしましょう。