室内熱中症を防ぐためには 家にも日傘が必要です
住まいる考 No.153(月刊ファミリー令和元年 8 月号)
旧盆で夏休みの方も多いのでしょうね。まだまだ、暑いこの時期、熱中症対策は、されていますか?
ヨーロッパでは、今夏も過去最高気温が記録され、異常気象が激しくなる中、我々も熱中症対策は欠かせないものになりました。男性用の日傘も人気が増しているようです。
屋外だけでなく、室内熱中症で搬送される人は、年間2万人にも及びます。
外での活動に日傘が欠かせなくなってきたように、建物にも日よけを付けることが多くなってきました。
よしずなどを使われている方も多いと思いますが、窓から入る日差しを遮ることはとても有効です。温度を3度ほど下げることもできるそうです。最近は、東西面の窓に可動式の日差しを遮るスクリーンなどを取り付けることが増えました。
私は、ZEH{ゼロ・エネルギー・ハウス}を超える性能のLCCM{ライフ・サイクル・カーボン・マイナス}住宅の設計が増えました。このクラスの設計になると窓位置によるガラス種類の選定とともに、日差しを遮るロールスクリーンなどの選定も重要になってきます。
日差しを遮るくふうで、室内熱中症にならない生活を心がけてください。