木造住宅無料耐震診断② 耐震改修計画~工事見積
前回は、木造住宅の耐震診断について、現地調査から診断結果報告書までをお伝えしました。
今回は、改修計画をお伝えします。
診断結果報告書を持って、
ご説明に伺いますと多くの方が「改修にいくらかかりますか?」と言われます。
しかし、これは建物の健康診断を受けただけに過ぎません。
耐震改修工事とその見積には、改修計画を立案し、設計図を作成する必要があります。
まずは、耐震改修計画のご依頼をいただく事から始まります。
計画の手始めとして、改修後の目標を決めなくてはなりません。
例えば、診断結果が基準の半分を示す「0.5」であった建物の場合、
基準である「1.0」をめざすのか、それとも「0.8」にするのか、ということです。
基準を満たさない「0.8」を目標にした場合でも、
地震発生時の倒壊率は、随分と改善されます。
次にお住まいの方のご要望を加味して、最適な改修方法を検討提案します。
ご予算についても考慮します。
最終的な計画の了解を得て、図面作成になります。
これでやっと工事見積のご依頼をお引き受けする状況が整うのです。