空気の質で生産性が違う! 風通しと換気も違う
月刊ファミリー2020年8月15日号
いわい一級建築士事務所 住まいる先生 岩田邦裕
コロナ渦での調査が発表されるようになってきました。
パナソニックが『在宅勤務で気になった住環境の課題に関する調査』を発表しました。
結論としては、在宅勤務の生産性は空気の質で変わるというものでした。
私がここでお伝えしてきたことがコロナ渦のおかげで立証された形です。
調査では在宅勤務で「ほこり」「汚れ」などとあわせ、「風通し」「気温」「空気のよどみ」など、空気環境要素が気になるようになった人が多く、空気が適切では、ないために業務に集中できなかったと回答された人が約4割でした。
「風通し」と「換気」は違います。
今回の調査では「換気」という項目がありませんが、空気質が違うとは、換気ができているかどうかの違いです。
換気ができている状態とは給気口から部屋の反対側にある排気口に向かって、必要量の新鮮な空気が流れている状況を言います。
換気ができていれば、「空気のよどみ」は感じません。
残念ながら、日本では、換気扇はついているけど、換気ができてない建物が大半です。
換気ができている家で仕事をする人や学習をする人は、生産性が高いということが明確になりましたね。
いわい一級建築士事務所
住まいる先生 岩田邦裕
kunihiro@iwaihousing.com
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