注文住宅をご検討中の方は、省エネ住宅における空調設備の上手な活用方法をご存じでしょうか。
省エネ住宅にしたのに空調設備の有効活用ができていないのは、もったいないですよね。
しかし、うまく活用できていない方が多いのも事実です。
本記事では、断熱等級6以上の省エネ住宅における空調についてご紹介します。
□省エネ住宅でのエアコンの用い方について
はじめに、省エネ住宅におけるエアコンの上手な設置方法についてご紹介します。
皆さんの住まいには、何台のエアコンがあるでしょうか。
断熱等級6以上の性能が高い省エネ住宅ならば、エアコン1台でも冬は暖かく夏は涼しい家にできます。
エアコン1台で夏と冬で切り替える方式か、冷房に使用するエアコンと暖房に使用するエアコンの2台を別々の場所に設置する方式がおすすめです。
エアコンを2台設置する場合、冬用のエアコンは床下エアコンと言われる方式をおすすめします。
ただし、暖房用の床下エアコンで冷房してしまうと床下で結露が発生するため、暖房用エアコンは暖房するためだけに使用するようにお願いしています。
ただし、断熱等級が少なくとも6以上でないと、エアコン1台での連続暖房には向いていないので、お気を付けください。
□全館空調と当社の空調システム
皆さんの中には、全館空調という空調管理方法を聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。
全館空調は省エネ住宅にも採用されている方法で、全館の空調と換気が一体となった1つの機器で一括管理する方法を指します。
当社では、全館空調専用のシステムではなく、一般的な換気システムと一般的なエアコン1台を組み合わせて全館を暖房する方式をとっています。
そうすることで、全ての部屋の室温や湿度を一定に保てます。
床下エアコンは一般的に販売されているエアコンと換気システムを使用するため、専用の全館空調に比べてリーズナブルです。
故障した場合にも一般的なエアコンを修理したり買い替えたりするだけなので、お財布に優しいですね。
エアコン1台を夏モード冬モードで切り替える方式の場合も床下エアコンの場合も温められた空気が床下を流れて、床の吹き出し口から温かで新鮮な空気がゆっくり出てきます。
床下にあたたかな空気を流すメリットは、床面の温度が室温と同じか、若干高くなることです。
快適な温度は、部屋の空気温度と床・壁・天井の温度が同じなる状態と言われており、床下エアコンなら快適な温度環境で省エネを実現できます。
また、通常のエアコンのように風が直接当たらないので、不快に感じることもありません。
□まとめ
本記事では、断熱等級6以上の省エネ住宅における有効的なエアコンと換気機器の用い方、そして当社が採用している冷暖房換気の方式についてご紹介しました。
健やかに暮らせる省エネ住宅を建てたい方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
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