家を建てる際に、自然素材を取り入れる方が増えてきています。自然素材のひとつに「コルク」がありますが、コルクを新築に使うとどのようなメリットがあるのでしょうか。ここではコルクとコルクタイルについて解説していきます。
□コルクとコルクタイルのメリット
コルクとは、コルク樫の木の皮を砕いて作ったものです。コルク樫は150年~200年もの寿命があり、強い生命力を持っています。また、コルク樫の皮は再生力が強く、剝がれても9年で元通りになります。そのため、コルク樫は木を伐採せずとも再利用が可能なのです。コルク樫の建築材は、腐食しにくく耐久性があり長く使えるので、環境に優しい建築材と言えるでしょう。
特に、コルクタイルを床材に使うと、足で踏んでも柔らかく感じ、吸湿性・吸音性、断熱性・保温性にも優れているので、小さなお子様や高齢者のいるご家庭でもよく使われます。また、コルク材は他の床材に比べて耐久性があり、床が汚れても拭きやすく、さらにダニやシロアリなどの害虫の発生を抑える効果も期待できます。
□コルクタイルの活用方法
コルクは、ワインボトルの栓に使われることでも知られています。ワインボトルに使われている理由は、コルクは空気を通す素材だからです。空気を通すコルクタイルは、室内の温度と湿度を調整する働きがあります。特にキッチンや浴室などの、水回りで使うと効果を発揮します。
*キッチン
キッチンの床が硬い素材でできていると、うっかり食器を落としたときに割れてしまいます。しかし、コルクタイルをキッチンの床に使うと、食器を落としても割れにくく、しかも長い立ち仕事でも、足が疲れにくいといったメリットがあります。また、コルクは耐火性もあるため、火を使うキッチンの床材としても最適です。
*脱衣場・浴室
コルクタイルは耐水性があり、水をはじくため、脱衣場にもおすすめの床材です。コルクタイルを使うと、足裏が冷えにくくフィット感があり、滑りにくくなるので、幼い子供や高齢者にも安心です。また、意外かもしれませんが、同様の理由で、大浴場の洗い場の床材として使用されていたりします。
□まとめ
今回は、新築をお考えの方に向けて、コルクとコルクタイルについて紹介しました。コルクにはさまざまな効果が期待でき、安全性も高いため、さまざまな場所に活用いただけます。
自然素材の家をご検討中の方は、お気軽に当社までご相談ください。