住宅を建てる際は、多くの方が住宅ローンを利用して月々の返済を行います。住宅ローンの借入金額は、無理なく返済できる金額に設定すべきです。では世帯年収1000万円の場合、住宅ローンはいくらまで借り入れできるのでしょうか。ここでは、世帯年収1000万円世帯の割合と、貯蓄額についても確認していきましょう。
□世帯年収1000万円の住宅ローン借入金額
*借入可能額の目安は5000万~6000万円
住宅ローンを使う場合に気になるのが、いくら借り入れできるかということです。借り入れできる金額がわからないと、自己資金がどれくらい必要なのかもわかりません。また、毎月の返済も、いくらなら無理なく返せるのか気になるところです。年収倍率にあてはめると、世帯年収1000万円の場合、住宅ローンの借入可能額は5000万~6000万円くらいになります。
*返済額の目安は月々13万~16万円の範囲
では、月々いくらなら、無理なく返済できるのでしょうか。返済負担率で計算すると、13万円~16万円くらいなら、無理なく返済できるでしょう。ただし、住宅ローン以外に毎月返済が必要なものがあると、事情が変わってくるので注意が必要です。毎月13万円~16万円は無理なく返せる金額ですが、他のローンや月々の支払いを含めて、この金額に納まらなければなりません。
□世帯年収1,000万円の割合と貯蓄額
*世帯年収1,000万円の割合
世帯年収1000万円の世帯は、どれくらいの割合であるのでしょうか。また、貯蓄額も知りたいものです。厚生労働省の「平成30(2018)年 国民生活基礎調査」によると、世帯年収1,000万円以上の割合は12.1%となっています。
*世帯年収1,000万円の貯蓄額
では、世帯年収1000万円の場合の貯蓄額は、どれくらいなのでしょうか。
世帯収入1000万円の場合の手取り収入は、730万円~760万円くらいになります。この中から10~15%を貯蓄し、10年間貯めたとすると、730万円~1140万円くらいの貯蓄があることになります。ただし、これはあくまでも平均的な数字であり、もっと貯蓄している人もいれば、ほとんど貯蓄しない人もいるでしょう。現金での貯金ではなく、不動産や株などの投資にお金を費やしているご家庭もあることと思います。
それに、いつ頃世帯年収が1000万円になったかによっても変わります。何十年も前から世帯年収が1000万円の家もあれば、今年から1000万円になった家もあるでしょう。もちろん、貯蓄額は家族の人数やライフスタイルなどによっても、大きく変わることがあります。
□まとめ
世帯年収1000万円以上のご家庭では、住宅ローンの借入金額の目安は5000~6000万円となっています。月々の返済で言うと、13~16万円ほどです。また、世帯年収が1000万円以上の家は、全体で約12%ほどあり、貯蓄額はおおよそ730万円~1140万円くらいあると推測されています。ご自身の状況によって、借入金額の目安は変わってきますので、まずはお気軽にご相談ください。