快適な生活をするには、睡眠の質を高めることが重要です。質の良い睡眠を取らないと、疲れが残り、精神的なストレスも溜まりやすくなります。では、睡眠の質を高める部屋づくりのためには、どんな点に注意すればいいのでしょうか。日々の健康を維持するために、睡眠の質を高める方法を考えてみましょう。
□睡眠の質を高める要素
睡眠の質を高めるポイントをご紹介します。
*空間
寝室をゆったりした空間にすると、よく眠れるようになります。寝室には仕事で使う机などは持ち込まず、ベッドのほかはほとんど物を置かない、シンプルな部屋にするのがおすすめです。安眠するためには、ベッドの向きも重要です。トイレなど水回りに近いと、家族がトイレに起きるたびに目を覚ましてしまいます。
*光
安眠するためには、適度な暗さが必要です。寝室が明るすぎると、眠りに入りにくくなるので注意しましょう。また、真っ暗な寝室は不安な気持ちになるので、やはり眠りにくくなります。寝室は薄暗い照明のほうが、安眠するのに適しています。
*音
周囲の騒音が気になる環境では、良質な睡眠を取ることはできません。もし寝ていて騒音が気になるようなら、厚手のカーテンを使うと、ある程度緩和されます。持ち家であれば、少し費用はかかりますが、窓を二重窓にするとさらに防音効果が上がります。
*温度と湿度
寝室の理想的な温度は、夏は25度、冬は15~18度で、湿度は年間を通じて50~60%です。ただし、心地よく感じる室温や湿度には個人差があるので、上記の数値を目安に、一番快適に感じる温度と湿度を見つけましょう。
□寝室は眠るだけの部屋にする
睡眠は1日の疲れを癒し、明日への活力を養う重要なものです。そのため、寝室は眠るだけの部屋にすることをおすすめします。在宅ワークの機会が増えて、自宅に仕事部屋がないために寝室で仕事をしている方もしばしばいらっしゃいます。しかし、仕事場と寝室を兼用にすると、睡眠時間をたっぷり取ったとしても、どこかリラックスできない部分が残ります。良質な睡眠を取って精神的なストレスを除去するためにも、寝室は眠るだけの部屋にしたいものです。
□まとめ
良質な睡眠が取れないと、疲れが残ったり、精神的なストレスを生み出す元になります。睡眠の質を高めるには、空間や光、音、温度や湿度などの要素が重要です。寝室はできるだけゆったりした空間にして、照明を抑えぎみにして雑音を遮断し、温度や湿度も調整しましょう。また、良質な睡眠を取るには、寝室を独立した、眠るためだけのスペースにすることも重要です。