家のつくりによって、子どもが賢くなることがあるのでしょうか。少なくとも、子どもにとって勉強に集中しやすい家はあるはずです。では、どんな間取りにすると、頭の良い子が育つのでしょうか。ここでは、子どもが安心して勉強できる環境づくりについても見ていくことにします。
□頭の良い子が育つ間取り
賢い子どもに育つ間取りについて、考えてみましょう。
*幼いころから本が子どもの視界に入るようにする
読書量の多い子どもは、学力が高くなる傾向があります。そこで、本を読む習慣をできるだけ早いうちからつけることで、頭の良い子が育つかもしれません。そのためには、幼い頃から、常に本が目につく場所にあることが大切です。本が手元にない環境で育つと、子どもは本に興味を持たなくなるので注意しましょう。もちろん、本が子どもの視界に入るだけでなく、手に取って読める場所に置くようにしなければ、意味がありません。また、子どもに読書を強要するのではなく、親が日頃から本を手に取り読書を楽しむことが大切です。
*親が適度に関わることで子供は安心して勉強する
子どもは、放っておかれると、なかなか勉強しようとはしません。そこで、親が適度に干渉して、勉強に興味を持たせるようにすれば、自然と勉強するようになります。親が子どもの勉強に関心を持っていることが伝われば、子どもの学習意欲が刺激されます。親も仕事関係のことで勉強をすることがあれば、隣で一緒に勉強をするのも良いでしょう。
*成績上位層はルールを決めている
子どもの勉強の妨げになるものに、テレビやスマホなどがあります。テレビを見る時間や、スマホを使う時間を決めている家庭の子どもは、成績も上がる傾向にあります。ただし、テレビやスマホのルールを決めても、守れない子どもは成績が上がらないので、ルールを決めて守らせることが大切です。
□教育空間における3つの要素
教育空間を作る上で、重要な3要素について解説します。
*見え隠れ
子どもの部屋は完全に仕切るのではなく、壁ではなく家具などを使って仕切りを作ると、常に見え隠れする状態になります。親がある程度子どもの勉強に関わるためには、このような部屋づくりが適しています。
*回遊性
子ども部屋とリビングなどの家族が過ごす部屋に、廊下やロフトなどを使って連続性を持たせましょう。
*シーン作り
子ども部屋やリビングなどのスペースに、飾り棚やメッセージボードなどを使って、勉強の目的を持たせるシーン作りをしましょう。
□まとめ
頭の良い子に育てるには、幼いうちから、本が子どもの視界に入るようにしましょう。また、親が適度に関わることによって、子どもは安心して勉強するようになります。テレビを見る時間や、スマホを使う時間を決めて守らせることも大切です。