月刊ファミリー2020年10月15日号
いわい一級建築士事務所 住まいる先生 岩田邦裕
新型コロナ感染症で住宅に求めるものに変化が
新型コロナ感染拡大で、住まいに求められるものもが変わってきたとの調査結果がスマートアイデア株式会社から発表されました。
東京では既に近郊への人の移動が始まっており、移住が話題になっています。
調査結果によると、住宅を購入希望の人の価値観や移住先での住宅購入についても意識が変わってきているようです。
新型コロナ感染拡大前と比べて、住宅購入に対する意識の変化があった人は、全体の12.4%でした。
住まいのタイプ別で見ると、持ち家よりも賃貸に住んでいる人の方が意識の変化を感じているようです。
意識の変化としては、住宅購入に意識が変わった人が全体の7割で、購入をしないことにした人が3割でした。
購入することにした理由としては、「自宅時間が増えたため、快適さを求めて」「感染予防のためにも広い家が良い」などで、購入しない理由は「景気後退による収入減」などだそうです。
勤務先に合わせて住む場所を決めるという考え方から、人生や家族との暮らしを優先することを選択する人が増えるなど。
新型コロナによって、ずいぶん意識が変わってきたようです。